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HAPPY BIRTHDAY DEAR KURUMI

  • 執筆者の写真: Tatsuya Fukuchi
    Tatsuya Fukuchi
  • 11月11日
  • 読了時間: 4分

更新日:11月12日

2025年11月4日



くるみは17回目の誕生日を迎えました。



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残念ながらくるみの肉体は不在の誕生日。



考えてみれば、これははじめての経験なんですよね。



今年の初め頃、11月の誕生日を一緒に迎えられるんじゃないか...なんて淡い期待を抱いていました。でも、そこからの数か月。坂道を転がるように体力が落ちていく様子を思うと、かなり難しい願いだったんだということを痛感します。



1月、2月、3月、

そして4月は、本当に「急降下」としか言いようがない落ち幅でした。



食欲も落ち、体重も落ち、体力も落ち。

認知症はどんどん進行していくし、

関節が動かしづらくなって歩行も困難に。



よくフォロワーさんから「自分の愛犬が衰えていくのが辛い」とメッセージをいただくことがありますが、その気持ち痛いほどよくわかります。



「一緒に過ごせる今日を大切に生きよう」と頭では解っていても、不安な気持ちがこころに影を落とす日々でした。



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でも、こうやってくるみの肉体なき今も、僕らはくるみの誕生日を祝い、今年もたくさんの方にお祝いのメッセージをいただきました。本当にありがとうございます。



一緒に誕生日を迎えられればベストだったけど。

でも、そうじゃなくたって僕らは幸せです。



くるみと過ごした日々があるから、ね。

そう思えるんです。



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今年の誕生日、

僕らはくるみに小さな墓碑を贈りました。



くるみを想い、自らが立ち上げたブランド、

memento(メメント)の墓碑です。



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くるみの墓碑が出来上がって手元に届いたとき、

今までのお客様分とは違う感情が沸き上がってきました。



想いが形になったよろこび。

くるみがいないという避けようのない現実。

ついにこの日がきたのか...という切実な想い。



それは、あの日

くるみの死を受け入れたのにどこか似ていて、

言葉にするのは難しい、複雑な思いでした。



でも、できあがった墓碑を見て、Renaママが『これは立派に人生を全うした、くーちゃんへのトロフィーだね...』とつぶやいた一言で、胸の中の絡まった感情が、すっと流れていくような気がしました。



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Wood and Brass Grave Monument



天然無垢材と真鍮プレートの小さな墓碑。



このWood and Brass Grave Monumentはmementoにとって一番最初の作品、いわば原点です。



この「無垢材」「真鍮」というふたつの天然素材を選んだのには意味があります。



それは「唯一無二」であり、「変わっていく」からです。



木材の木目や色味に個体差があるのは、犬や猫の毛並みや模様が唯一無二であることと似ています。それは人工的な素材とは違い、画一的ではありませんが、唯一無二の個性もちます。



また、人や動物が齢を重ねると共にしわや白髪が増えていくのと同じように、この真鍮のネームプレートも時間の経過と共に味わいを増していきます。最初はピカピカと美しい輝きを放ちますが、月日を重ねるごとに色味が深まり、ビンテージの風合いを纏います。



それは決して、「劣化」ではなく、「変化」です。



「成長」や「進化」と表現することもできるかもしれません。



変化に抗うのではなく、天然素材ならではの“味”として時間の経過を楽しむ。



それはくるみと過ごした16年という年月、

ひいては僕らの人生にもなんだか共通しているような気がします。



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くるみの墓碑のシンボルマークは「月桂樹のリース」を選択しました。



落葉しない常緑樹である月桂樹は「永遠」の象徴。リースは「途切れることのない愛」を表します。



墓碑本体の木材は「くるみ」という名前の通り、「ウォールナット(くるみ)」を選びました。天然無垢材のあたたかみのある質感と、深い木の色合いがくるみのイメージにぴったりです。



墓碑の中にはくるみの遺毛が小さなガラス瓶に収まって眠っています。



そして、僕らはこんなメッセージをくるみに送りました。



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Surely you know

how deeply you are loved.


Surely you know

how profoundly you changed our lives.



(日本語訳)


ちゃんとわかっているよね、

きみがどれほど深く愛されているかを。


ちゃんとわかっているよね、

きみがどれほど大きく僕らの人生を変えたかを。



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僕らはこうやって何年先も

きみの誕生日を祝っていたいなと思っています。



HAPPY BIRTHDAY DEAR KURUMI




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